普通よりちょっといい感じで生きていけたらな

社畜も起業も違うんじゃないの?って視点で働き方を考えているつもりのブログ

まず「どうしたの?」って言えるようになろうぜ

直ぐに沸く感情って何も解決しないのではないか?とようやく思えるようになってきた。しゃべる前に口の中で舌を7回まわせというフランスの諺があるらしい。なるほどそれゆえにフランス人はエスプリの効いたお言葉をおぬかしになるのですねぇと思うのだが、実際これは正しいと思う。

 

仕事で何かあった時とかに直ぐに沸く感情、たとえば依頼したものが出来ていなかったときは「コノヤロー」となってしまうが、それは感情の発散にすぎない。しょうもない上司が何度言っても動いてくれない、聞いてないかのような反応をするなど、特に会社においては人間関係が選択できないということもあり、怒りがわくことはとても多いのだが。

 

感情の発露は、それを意図して用いるようにしない限り、あまり効果的では残念ながらない。イソップの「北風と太陽」みたいなものだ。怒るほどその場は一瞬良いかもしれないが、長い目でみたとき局面としては悪化していく。怒りをぶつけまくることによって事態が動くこともあるけれど、あまり長続きしない。

 

これは非常に難しい話ではあるが結局「自分の機嫌を自分で取れる人が大人」という事なのだと思う。とはいえそれだけだと納得が出来ないと思うので、僕が自分の中で納得した考え方は「この怒りは問題解決に繋がるか?」というものだった。

 

僕はとにかく問題解決にこだわりがあり、問題があったら解決したい人なので、この問いかけは実にうまく僕には働いた。たとえサラリーマンでも一応はプロフェッショナルであるため、プロであるならば成果を出さねければならず、その成果を出すことにおいてこの怒りは必要か?もしくは問題解決に寄与するか?ということを考えたとき、「ねぇな」と思えた。

 

我々が職場でするべきは感情の発散ではなく成果を上げることであり、多くの場合成果を上げることは問題解決だ。だから、とりあえず腹が立つような事がなにかあったとしてもまずは怒るんじゃなくって「どうしたの」と背景を尋ねるのがもうあるべき基本動作だと思う。