普通よりちょっといい感じで生きていけたらな

社畜も起業も違うんじゃないの?って視点で働き方を考えているつもりのブログ

実績だけが自分を守る

転職をすると職務経歴書を書かなくてはなりません。これはあなたがどんな事を今までの会社でしてきたかという内容を書類にしたものです。これ書いてみるとわかるのですが、最初は書くのにとても苦労します。僕は新卒で入った会社を早い段階で辞めたので、何をしたかを書くのに途方に暮れた思い出があります。

 

それ以降は針小棒大に書き立てるスキルを得た事から書けるようになったのですが、つくづく実績が大事だと思ったのはこの時でした。

 

人事が書類選考で重要視するのは職務経歴書です。でも数が多いので斜め読みします。どんなに沢山書いても7割ぐらいの人事が斜め読みです。(エージェントがそういう統計を持っています。)むしろ長いと読む気が失せるそうです。読めや。なので書き方には一定のコツがあるのですが、それは今回は置いておきましょう。

 

結局ネタが無いと斜め読みしてもらうための文章も書けないし、捏造するにしてもしんどいのです。自分で自分を洗脳するぐらいの努力も必要ですし、詳細も作り込まなければいけません。面接を重ねると、会社側の質問による深掘りの度合いがわかってくるので作り込みもある程度までで良いなとわかりますが、慣れるまでに時間もかかりますし、面倒くさい事にはかわりありません。

 

何より大事なの事として、捏造では内から発する「これは自分がやった仕事だ」という自信が出にくいです。(「認知の歪み」による自信の無さというものもありますが、それはまた別の話)。

 

メラビアンの法則をご存知でしょうか。超訳すると言語と非言語が大体以下の割合というものです。

 

言語情報 (話の内容等) : 7%
聴覚情報 (声のトーンや話のスピード等) : 38%
視覚情報 (見た目等) : 55%

 

本当にそうなのかはおいておいて、内なる自信があると見た目もキョドらないですし、声のトーンも自信のあるものになります。となるとメラビアンの法則によれば、捏造した時より低く見積もっても60%以上有利に面接を進める事が出来るはずですね。

 

僕は比較的数字にしやすい実績があるのですが、自分が思っている以上にその実績を高く評価されてるなと書類選考や面接を通じて感じたことがあります。転職回数も多いのですが、この回数でここ通るの?と思った事も何度もあります。

 

あなたの実績を判断するのはあなたではなく他者なので、その他者が、あなたの実績から推測したあなたのスキルを欲しがっていたなら、自分が思っていた以上の場所へ転職出来る可能性はあります。思ってた以上の場所に行く必要がなくても、ある程度自分が選択する事が出来るという「選択の権利」に繋がるのであれば、実績を意識してみて働く事は人生のコントロールを考える上で有益と言えるでしょう。